スリット加工・穴あけ加工でコスト大幅削減

今まで機械加工(切削加工)で行っていたモノを、弊社ではプレス加工で仕上げられます!

こんなお悩みないですか?
バリが出ません!加工に要する時間も短縮!コストが大幅削減!

 

今まで機械加工(切削加工)で製作してきた製品、特にスリット加工製品プレス加工で実現できました!
この技術開発によって、「コストダウン」、「短納期」、「品質向上」が可能になりました。

 

■スリット(slit)とは 

金属におけるスリットとは、様々な性質を持った金属を細く、薄く加工することです。

■スリット加工とは

一般的には、各種金属箔(展延性のよい金属を薄く打ちのばしたもの)を細く、薄く指定の幅に切断する加工を指すことが多いです。

■当社におけるスリット加工

当社では、パイプや丸棒等、硬い材質の金属にスリットを入れることを特にスリット加工と呼んでいます。

■切削加工(メタルソー加工)による従来のスリット加工

一般に硬い材質の金属に対し、多種多様・複雑・高精度なスリット加工が必要な場合は、切削加工(メタルソー加工)が行われています。切削加工(メタルソー加工)は、金属製の丸ノコ刃を切断機にセットして使用する加工法のことです。

 

 

 

機械加工(切削加工)

 

■切削加工のメリット・デメリット

【メリット】
スリット加工において、多種多様・複雑・高精度を可能にします。

【デメリット】
1.切削加工は、複雑な形状になればなるほど、刃物の種類が多くなったり、段取り替えの工程が増えたりする等、手間と時間がかかります。
2.切削加工は、大きめの材料から不要な部分を取り除いていくため、除去加工とも呼ばれています。したがって、削られた不要な部分の材料が無駄になります。

■切削加工からプレス加工へ工法転換することによりスリット加工を実現

上述のとおり、多種多様・複雑・高精度の加工が要求される場合には、一般的に切削加工(メタルソー加工)が行われます。しかし、当社では長年培ってきた金型製作および機械加工の経験・ノウハウを生かし、多種多様・複雑・高精度の加工に対応可能なプレス加工による技術開発に成功しました。このことにより、プレス加工のメリットを享受しながら、今までプレス加工では困難と言われていた多種多様・複雑・高精度の加工を可能としました。

 

 

スリット加工製品

 

■プレス加工とは

プレス加工を行うには、「プレス機械」、「金型(1対になった工具)」、「被加工材(加工される材料のこと)」が必要になります。プレス機械の中に金型を取り付け、その間に金属などの被加工材を入れて大きな圧力を加え、素材に金型の形状を写すことにより成形する加工法がプレス加工です。被加工材が金属ではなくて紙になりますが、穴あけパンチを使って書類に穴をあけるのもプレス加工の一つといえます。一般的には大量生産に向いていて、家電・自動車・各種部品などに多く採用されている加工法です。

 

 

大幅なコストダウン

 

■切削加工からプレス加工へ工法転換することによるメリット

1.大幅なコストダウン

切削加工からプレス加工に工法変換する最大のメリットはコストダウンです。切削加工ですと1分間で製品を製造するのは難しいですが、プレス加工であれば1分の間に数個の製造も可能です。製作時間が短縮されることにより、生産性の向上およびコストダウンが実現できます。ただし、金型の製作費を考慮に入れると、大量生産に向いているといえます。

また、スリット加工時に切削加工ではバリが発生してしまい、後工程でバリ取り作業が発生してしまいますが、プレス加工であればバリが発生しないので、工程集約によるコストダウンが可能となります。バリとは、材料を切断・切削する際に、加工面に生ずる不要な突起(出っ張り)のことで、バリが発生すると、後工程でやすりや専用器具を使ってバリを除去する工程(バリ取り)が必要になります。

切削加工からプレス加工へ工法転換することによるメリット

また、切削加工は材料を削る分、余分な材料費がかかりますが、プレス加工では材料を削る必要がないので、材料費の削減によるコストダウンが可能となります。

(例えばロット1000個程度の場合、プレス加工では数百円単位であるのに対し、切削は数千円くらいの差になります。)

 

品質の安定化と検品作業の効率化

 

 

2.品質の安定化と検品作業の効率化

切削加工とは異なり、一度金型を完成させてしまえば、同じ品質の製品を大量に、比較的歩留まりを少なく作ることができるので、品質の安定化と検品作業の効率化を図ることができます。

 

 

 

 

■当社のプレス加工によるスリット加工製品例

1.プレス加工により、バリ無しを実現しました!
プレス加工バリ無し バリ無し加工 プレスでバリ無し加工

 

 

 

 

 

●内径5.0mm~のパイプで加工可能 ●材質は何でもOK! ●内バリは一切ありません

 

2.プレス加工により縦型スリット加工を実現しました!

プレス加工

 

●材質は何でもOK!
(※写真はSUS301)

●コネクターとして実績あり
(※材質は銅)

●内バリは一切ありません

スリット幅は1.0mm

 

プレス加工で縦型スリット

 

説明:従来は機械加工にて加工(メタルソー)していましたが当社はプレス加工で縦型スリット加工をすることが出来ました。(バリ少ない、特に内側は0)

用途:電気のプラグ

材質:SUS,銅

 

 

 

 

3.プレス加工により横型スリット加工を実現しました!

車用シフトレバー 縦型プレス加工でバリ無し

 

説明:縦型スリット加工の技術を応用しプレスで横型スリット加工を行いました。

用途:車用シフトレバー

材質:SUS、鉄

 

 

 

 

 

 

■当社のパイプのスリット加工による料金についてコストの大幅削減

一般的には、料金には設備投資費以外にも、材料費、材料加工費、金型製作費用が含まれます。部品の形状の複雑さ等により、受注ごとに金型製作費用も大きく異なります。したがって、金型製作費用がかかることを考慮に入れると、一般的には生産数によって、料金の価格がことなります。しかしながら、当社で製造するパイプのスリット加工につきましては、形状にもよりますが、高い技術と培ってきた経験によって金型製作費用を安価に抑え、生産個数が少なくても切削加工よりも比較的安価に作成することが可能です。またリピート性の高い製品についても、切削加工よりも安価に製作できる場合があります。

下記の連絡先またはメールフォームにてご相談いただければ、価格をシミュレーションいたしますので、お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

■終わりに

一般的には、金型製作業者と機械加工業者は別々の専門業者として業務を行うケースが少なくありません。ですが、当社はで、長年培ってきた技術と経験により、設計から金型製作、機械加工までをワンストップで実現することで、比較的価格を安価にすることができます。またワンストップで業務を行うことで得た気づきをもとに、プレス加工のデメリットである多種多様・複雑・高精度の加工が困難である点を、金型製作の経験・技術で補うことで、パイプの切削加工からスリット加工(プレス加工)へ工法変換を実現しました。

今後も新たな気づきからアイデアを創出し、工法変換等を行うことで、品質向上、適正価格、短納期を実現することで、お客様の満足度の向上を図り、新製品の開発を行っていきます。